| 平成20年11月号・343号 |
| 聞こえないとは…。 |
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11月に入りました。
寺も年間最大の行事、「お会式・延年講・酉の市」の」の準備で忙しい日が続きます。
3日はなんとか天気ももちそうです。
法話箋11月号をお届け致します。
お会式・延年講・酉の市
下記の通りお会式(延年講・酉の市)を営みます。檀信徒皆様にはご参詣ご焼香下さいますようご案内申し上げます。
夜の万灯まとい行列は藤枝市の宗伝寺様、粋華(纏同好会)、沼津市の蓮窓寺様、昌原寺様が参加します。 記
■期 日 11月3日(祝日)
■お会式法要 午後3時 〜 午後4時
■酉の市祈祷 午後1時 〜 午後2時半 午後4時半〜午後8時 ■福 引 午後1時 〜 午後8時
■万 燈 行 列 午後6時 〜 午後8時半
11月4日
片づけにご協力を
お会式翌日の4日、午前8時よりテント、万燈等境内の片付け行います。多くの方々のご協力をお願いします。 午前中で終了予定です。
聞こえないとは…。
ペットブームの中、犬の散歩マナーはかなり向上してきた。道で犬の糞を見かけることは随分少なくなった。しかしその反面、ネコに関する躾はまだまだであるようだ。猫は習性で土のあるところに糞をしたがる。その意味で境内は格好の猫の糞の場所である。大慶寺もしかり。近所の飼い猫が訪れる。ネコは、決まった場所に糞をする。匂いも強い。対策としてネコよけの薬等も撒いてみたが一時的な効果しかなかった。 何とかならぬかと考えていたら、猫が嫌う超音波を出す機械があるという。早速購入した。この機械の前を、動く物が通ると超音波が出る仕組みだ。人間には聞こえない音であるらしい。日中は人の出入りもあり糞をすることがないので、夜間だけ作動するようにした。 説明書を読むと、効果が無い場合もあると書いてある。年を取った猫や生まれたばかりの猫にはこの超音波が聞こえないそうだ。音を聞き取れる通常の猫に効果が期待できると書いてある。そんなものかと思いながら機械をセット。その結果、効果は絶大であった。一件落着と一安心。 だが、最近困ったことに、新な場所に猫が糞をするようになった。そこでもう一台購入。商品が届きセットしている時、息子達と話をして驚いた。 息子達曰く「夜帰ってくると、猫よけの機械が作動し、キーンという音が聞こえる」と言う。どうやら息子達にはこの超音波が聞こえるようだ。私には全く聞こえない…。ここ数日、お会式の「まとい太鼓の練習」に訪れる若者達も同様に音が聞こえるらしい。そうか、まったく気がつかなかったが、実は私は年を取った猫と同じだったのだ。 「余分な音が聞こえないことは決して悪いことではない」と息子達に言っては見たものの、一抹の寂しさは隠せない。己の置かれている状況を正確に掴むことはいつも難しいものだと痛感した。 ![]() 池上徳持会館近くでの行列
東京池上本門寺参拝 H20・10・12
親の言うことを聞かぬ子も、知らぬうちに親のまねをする。 ひろめよう合掌の心
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| 平成20年10月号・342号 |
| 懺悔・誓願・精進 |
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秋が深まってきました。
心配していた仏像盗難も容疑者が逮捕されました。
なんと、寺の近くに住んでいた人でした。
それも私と同じ年でした。
まいったなあ。
それでも一安心です。
10月はお会式シーズン。
下記の予定で、万燈まとい講は今年も参拝します。
■10月 9日 (木)蓮窓寺 午後5時大慶寺出発
■10月12日 (日)池上本門寺 午前9時大慶寺出発 ■10月27日 (月)昌原寺 午後4時半大慶寺出発
■11月 8日 (土)法華寺 午後2時大慶寺出発
法話箋342号(平成20年10月号)をお届けします。
本年も11月3日のお会式が近づいて来ました。 例年通り万灯まとい行列参加者を募集しています。申込は大慶寺まで。下記練習日にお出かけ下さい。 まとい太鼓練習日(大人のみ) ○期日 10月26日(日) 11月 2日(日) ○時間 夜7時〜8時半 大慶寺にて ※参加者はどちらかの練習日にご参加下さい。 ○締切 10月25日 お会式準備をお手伝い下さい お会式準備を左記のように行います。お手伝い頂けると助かります。 ○期日 10月26日(日) ○時間 午前9時より 午前中で終了予定 懺悔・誓願・精進
今年も4分の3が過ぎた。毎日が追われ追われの生活。心の底で此の命はいつ無くなっても不思議ではないと自覚しつつも、この毎日。これでいいのだろうかと戸惑う日が続く。自分を振り返って見た時、これは正しいと思っても、それを全うできない自分。そして、これはだめだと思っても、そこからなかなか抜けきれない自分。そうした自分がいる。
人間が次のように考え始めた時、年を取り始めた兆候だと聞いた。 来年は入学、来年は成人、今度は社会人、今度は結婚と前々と考えている時は気持ちが若い証拠。定年まであと何年、仕事ができるのもあと何年、そして自分の人生もあと何年と「あと」と考え始めるのが年を取った証拠らしい。 体力、記憶力は年々落ちる。しかし、体力、記憶力が落ちたために、かえって増す力もある気がする。それは自分自身を掘り下げる力。但し、これは言うまでもなく人にもよるが…。基本的欲望も衰えるからか、年を取るにつれ自分を掘り下げようと思えば以前よりずっと洞察がきく。しかし、普段から自分を肯定し続けていると、自分自身を掘り下げる必要がないと思うから、それ以上考えは進まない。 してみると、人はいつも不完全であると認識し、自分の全てを肯定しないことが肝心のようだ。 仏道では人の生き方のヒントとして次のように説く。 懺悔(さんげ)し、誓願(せいがん)し、精進(しょうじん)すること。そしてそれを繰り返すこと。 行動すれば失敗する。そこで反省(懺悔)し、新たな誓いを立てる(誓願)、そして誓いを現実にするために努力(精進)する。絶えまぬ繰り返しこそ、仏道の基本だ。 ![]() 身延山五重塔 平成20年10月1日撮影(撮りたてのホヤホヤです)
身延山五重塔も愈々外の囲いがとれました。落慶式は来年5月13日が予定されています。
ひろめよう合掌の心 |
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| 平成20年9月号・341号 |
| 新墓地工事開始 |
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初秋という言葉を肌で感じるこの頃です。
この近辺では、仏像盗難が続いています。
昨日も藤枝市谷稲葉で盗難に遭ったようです。
大慶寺、蓮久寺とも心配です。
フリーマーケットで売られてはかないません。
さて、9月。
秋彼岸の時期ですが、例年通り大慶寺では11月3日のお会式の準備が始まりました。
法話箋341号(平成20年09月号)をお届けします。
清掃奉仕にご参加を 主催 立正壮年会
秋の彼岸を前に恒例の清掃奉仕を左記の通り行います。多くのご参加を頂いて普段行き届かないところまで掃除をしたいと思います。是非ご参加下さい。 記
◎期 日 9月15日(月・祝日)
◎時 間 午前9時より11時まで
◎持ち物 清掃道具(寺でも用意)
新墓地工事開始
役員の方々を中心にご協力頂き、7月末に墓地造成申請書類を整えて市役所に提出。枚数にして22枚。相変わらずの書類の多さ。行政書士さんから「この審査にはしばらく時間がかかりそうだ」と聞いた。
8月に入り施餓鬼、盆で時間に追われ、正直書類申請の件はしばらく頭を離れていた。盆が終わり、一段落すると、「そうだ、墓地申請はその後どうなっているのだろう」と気になった。 これから何回か書類のやりとりがあり、許可は遅くなるだろうと予想していたら、8月22日に、行政書士さんから許可が下りたとの電話。有り難いことにスムーズに進んだようだ。行政書士さんの尽力に感謝する次第。 許可書が届けられた。許可書には「許可後10日以内に工事着工のこと」と記載されている。それでは急がねばと工事を開始。現在進行中である。この調子なら、秋の彼岸頃には大概の様子がわかるようになるのではないか。 工事終了後、檀信徒皆さんには改めて工事終了の報告と墓地分譲の詳細をお知らせする予定であるが、今号でも簡単に説明しておく。 分譲区画は全部で66区画で全区画南向き。3尺×3尺が18区画、4尺×4.5が38区画、4尺×6尺が2区画、6尺×6.25が5区画、7尺×4.5尺が2区画、7尺×6尺が1区画の6種類の区画で合計66区画。 3尺×3尺の永代使用料が30万円。後は大きさに比例して永代使用料が変わる。 新規墓地をお求めの方、他の共同墓地から移転の方、大慶寺内の墓地から移転の方等様々なケースが考えられる。詳細は寺までお問い合わせ頂きたい。尚、1番大きな区画(7尺×6尺)は既に予約が入っているので考慮外に。 ![]() 車は10年、墓地は半永久。先祖の落ち着き場所を定めましょう。 ひろめよう合掌の心
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| 平成20年8月号・340号 |
| 新たな視点から想像すると |
暑い日が続きます。
体力維持を心がけましょう。
水分補給は十分に。
いよいよ8月。
お先祖様が帰って来ます。
いのちの繋がりを確認する月でもあります。
昨今の嘆かわしい世の中。我々から、身近から尊い命を大切することを徹底しましょう。
法話箋340号(平成20年08月号)をお届けします。
お施餓鬼会
下記の通りお施餓鬼会を営みます。お忙しい中ですが、ご参列お焼香をお願い致します。 記 ●日時 8月8日(金曜日) 午後1時 法 話 午後2時 施餓鬼法要 付施餓鬼塔婆供養 ●各家先祖の塔婆供養を致します。8月7日までにお申込下さい。
・付施餓鬼塔婆代は1本2000円 ・初盆塔婆代は3000円です。 (申し込み例)
○○家先祖代々之霊 ○○信士之霊 等 新たな視点から想像すると
本当に暑い日が続いている。こう暑い日が毎日続くと、地球温暖化を感じずにはいられない。
地球温暖化阻止と言いながらも遅々として進まない現実。この世に人間が存在して欲があるかぎり阻止は無理なのであろうか?はたまた、どこかで地球上の人類が大方向転換を図るのか?そう遠くない将来の選択である。
現実としての毎日の環境、置かれている立場等諸々の条件の中で生きている我々は、その範囲の中で物事を判断をする。それは的をえている場合もあるが、部分を見て全体を見られず逆の判断をしてしまう場合もある。
先日の静岡新聞「大自在」に地球温暖化に関する話が掲載されていた。
「宇宙空間から見る地球は格別に美しいらしい。二度にわたって宇宙飛行を体験した毛利衛さんは、著書『「宇宙からの贈りもの』(岩波新書)で宇宙から見える生命体として、海に白や青や緑色に輝くサンゴ礁の美しさを綴っている。また、今のところ、有機物からなる生命体は地球にしか見つかっていない。そして人間が全生命体の一部として機能していること、宇宙飛行を通してそれらを実体感した、とも書いた。宇宙飛行士の野口聡一さんも、船外活動中に見た地球の美しさは『筆舌に尽くしがたい』と端的に表現した。つい最近も、ごつごつとした感じの、灰色一色の月面の向こうに見える地球の映像を見た。約70%の海が青く輝き、白い雲も覆う。漆黒の闇に浮かぶ球体には触れば壊れてしまいそうな印象もある。だからこそ命輝く『宇宙のまほろば』(毛利さん)であり、ひとしお愛おしさを感じるのだろう」 地球上からしか地球を見ることが出来ない我々。しかし、視点を変えて宇宙から「奇跡の地球」を見るということができたなら、地球温暖化阻止は絶対必要と、人間の遺伝子的にひしひしと実感するのではないだろうか。
![]() どうしてみんな気がつかない? 一番近くにある宝物。 ひろめよう合掌の心
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| 平成20年7月号・339号 |
| 天敵の代わり |
早いもので今年も半分が経ちました。
あっという間です。時は待ちません。
精進しましょう。
藤枝では寺を狙った夜間泥棒事件が続いています。
ぶっそうな世の中です。
法話箋339号(平成20年07月号)をお届けします。
お施餓鬼会
例年通り下記のようにお施餓鬼会を営みます。お忙しい中ですが、ご参列お焼香下さい。
●日時 8月8日(金曜日)
午後1時 法 話 午後2時 施餓鬼法要 付施餓鬼塔婆供養 ●塔婆を立てて先祖のご供養を致します。8月7日までにお申込下さい。
付施餓鬼塔婆代は1本2千円、初盆塔婆代は3千円。 (申し込み例)
○○家先祖代々之霊 ○○信士之霊 等 電話、FAX、Eメールでも受付けます。
Eメールアドレスは「ohba@enmyozan.org」 少年少女サマースクール開校(日帰り)
宗教的環境の中で仏さまの教えに触れ、すべての物に感謝する気持ちを育てることを目指します。友達等誘ってご参加下さい。
記
・期日 7月27日(日曜日)
・時間 午前9時〜16時30分
・場所 大慶寺
・対象 小学生 中学生
・会費 1000円
・内容 法話 唱題行 レクレーション お守り作り等
天敵の代わり
食物連鎖という言葉がある。現代ではさらに進んで食物網という、食物連鎖より複雑な考え方があるようだ。
地球上の生物は他者を食してその命を繋いでいる。一つの種はその種の上位者に捕食されながら種を維持している。そしてその捕食者(天敵)にはさらにその上の捕食者がいて結果として自然界の大きなバランスが保たれる。現代ではその捕食者の最上位に位置するのが人間だ。言ってみれば人間を捕食する生物はいない。 エイズが流行り始めた時、これこそ人間の天敵だと言った学者がいたが、医療の進歩で有り難いことに天敵になり得ないようだ。さて、天敵がいないとどんな状態になるか? 食べたいものを食べ、寒い時は暖かく、暑い時は寒くするといった身近な例を見ても人間の欲望は果てしない。全世界で欲望追求が現在進行形だ。結果として自然界のバランスが崩れ、環境破壊、地球温暖化の原因となっている。これらは明らかに資本主義世界の人間の欲望追求の結果だ。 今こんなことではいけないと誰もが思う。それでは我々はどうしたらいいのか、人間の果てしない欲望を抑制するものはないのか? 人間には確かに天敵はいないが、天敵の代わりになり得るものはある。それは新たな捕食者ではない。我々の心にある「感謝」の心である。欲望の充足という迷路に足を踏み入れるのではなく、今あるすべてに感謝する心を持つこと。感謝の気持ちを自分の血とし肉とすれば、必要以上の欲望から解放される。 人間は感謝することが出来る唯一の生物だ。感謝すること。それは「合掌」する姿でもある。 合掌は忙しくても、お金がなくても、何時でも誰でも出来る。我々の菩薩行、修行だ。そこからこの世が浄土に変わっていくのだ。感謝の心で合掌することを心がけたい。 合掌 ![]() 沖縄のあるお寺には合掌犬がいるという。 ひろめよう合掌の心
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| 平成20年6月号・338号 |
| 恵 み と 夢 |
6月2日、いよいよ梅雨入りです。
雨が降ると草木が元気になります。
法話箋338号(平成20年06月号)をお届けします。
少年少女サマースクール開校(日帰り)
焼津、藤枝、志太郡の若手僧侶を中心にして下記のように少年少女サマースクールを開校致します。 宗教的環境の中で仏さまの教えに触れ、すべての物に感謝する気持ちを育てることを目指します。ご友達等誘ってご参加下さい。詳細は施餓鬼案内に同封致します。 記 ・期日 7月27日(日曜日) ・時間 午前9時〜16時30分 ・場所 大慶寺 ・対象 小学生 中学生 ・会費 千円 ・内容 法話 唱題行 レクレーション お守り作り等 本年度初盆経のお知らせ 7月初盆経の日時は6月中旬、8月初盆経の日時(8月11日か12日)は7月の初旬に決定致し、お施餓鬼案内に同封します。初盆のお宅は忘れずにご覧下さい。日時でご希望があるお宅は事前にご連絡下さい。また、日時の都合の悪いお宅は調整致します。 恵みと夢
雨が降るごとに緑は一層緑の深みを増し、目や心にやさしく映り自然の恵みに感謝する日が続く。 近年、金比羅山の麓や蓮華寺池で蛍の人工飼育が進み、藤枝ではこの時期蛍を見ることが出来るようになった。 一週間程前の日曜の夜、葉梨北方の蓮久寺で役員会を開き、夜8時半頃終了し蓮久寺の客殿を出た。すると何やら光る物が…。 役員さんのたばこの火が落ちたのかと考えたりしたが、どうも色が違う。 すると役員さんが「蛍だよ」と教えてくれた。子供の時以来、実に何十年ぶりに見る自然の蛍であった。寺の横には葉梨川が流れ、ここ数年蛍の数が増加しているという。うれいしいですね。こういうのは。 蛍が生息するにはその餌となる巻き貝のカワニナがいないといけない。このカワニナは比較的きれいな水のところでないと生息しないらしい。幻想的な光を放つ蛍というイメージがあるが、蛍は貝を食べるのでれっきとした肉食だ。そうなるとかなりイメージが変わってくる。聞けば蛍の種類は源氏蛍。そんな名前を聞いたなあ、平家蛍というのもあったなあと昔を思い出しながら、忘れないうちにと調べてみた。 源氏蛍の「源氏」は清和源氏が由来と思い込んでいたら違った。腹部が発光することを、紫式部の源氏物語の主役、光源氏にかけたことに由来するらしい。そして違う種類のホタルに、源氏と対比するとして、平家蛍と名づけたらしい。 いずれにしてもこの源氏蛍が乱舞する闇は幻想的であり、自然の織りなす現象(恵み)に素直に感動する。すると夢は更に膨らむ。 夏になるとクワガタやカブト虫が集まるともっといいなあ。クヌギの木を植えようか。子供達が夏休みにクワガタやカブト虫を捕りに来る場所。そんな場所もいいなと思いながら蓮久寺を後にした。 ![]() 水に空なる星の映るかと 見ゆるは夜半の蛍なりけり 藤原良経、後拾遺集217番 ひろめよう合掌の心 心伝える日蓮宗
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| 平成20年5月号・337号 |
| 仏旗(仏教旗)って? |
ゴールデンウィーク後半です。
どこも人でいっぱいです。
ガソリンも高いし、じっとしているのがいいのかなあ。
法話箋337号(平成20年05月号)をお届けします。
5月。花があちこちで咲き始めました。
玄関にはツツジ、庭にはボタン、クレマチス、十二単衣等が咲き始めました。玄関には「久遠の松」の子の鉢植えもあります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 仏旗(仏教旗)
北京オリンピック聖火リレーで、チベット旗、中国旗等国旗が注目されている。今回の長野聖火リレーは「こんなんでいいの?」というのが我々の多数の考えであっただろう。その中で善光寺さんの今回の対応には沢山のチベット僧が虐殺された過去がある以上、一仏教者として特に賛辞を送りたい。
さて、国旗があるように仏教にも仏旗があるのをご存じだろうか。先月号の法話箋表面にも小さく掲載した。 仏旗は横を6等分し、縦を5等分して写真のように配色する。(下の写真参照)最初に見た方は、何か変な格好の旗だと思うかも知れない。 この謂われは、仏さまが力を働かせる時、仏さまの体から青、黄、赤、白、樺(かば)及び輝きの6色の光を放つとお経の中に説かれていることからこれらの色が使われている。このため仏旗は「6色仏旗」とも呼ばれている。そして、仏旗は多くの仏教国で仏さまの聖日に掲げられる。すなわち、 ・2月15日 仏さま涅槃(亡くなった日) ・4月8日 仏さま生誕(生まれた日) ・12月8日 仏さま成道(悟りを開いた日) の3大聖日である。 日本では一般には4月8日の「花祭り」が知られているが、この日に仏旗を見かけることは少ない。 しかし、実は日本での仏旗の普及は既に明治時代から始まっていた。それもおもしろいことに日本人が広めたのではなくてアメリカ人の仏教信者オルコット大佐の活躍に因るところが大きかったらしい。明治時代は廃仏毀釈、キリスト教布教と日本仏教にとっては厳しい時でもあった。その時、アメリカ人仏教徒の大佐は日本に招聘され、仏教流布の必要性を大いに説くと共に、仏旗の普及を図ったらしい。 その後時代を経て昭和25年に第一回世界仏教徒会議が開催され、正式に「仏旗」として採択された。今度大慶寺でも掲揚してみたいと思っているのだが…。 仏旗に関する詳細は全日本仏教協会ホームページをご覧頂きたい。
全日本仏教協会 http://www.jbf.ne.jp/b10/ ひろめよう合掌の心
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| 平成20年4月号・336号 |
| 唯我独尊って? |
法話箋336号ををお届け致します。
いよいよ4月。新年度が始まりました。
近くの瀬戸川の桜も満開となり、1日の夜、カメラ片手に出かけてきました。
少し寒いせいか夜桜見学者は少ないようでしたが、寒い風にも負けず咲く花と寒さの中でお花見を続ける人に乾杯したい気分でした。
押し絵雛が相変わらず人気です。口コミ、リピーターで毎日忙しい日が続きます。
お釈迦様花まつり
お釈迦様誕生をお祝いして左記の通り、「花まつり法要」を営みます。是非ご参列ご焼香下さい。(12日講と並行して行います) 記 ○期日 4月12日(土曜日) ○時間 午後1時 ○場所 大慶寺本堂 唯我独尊って?
千葉・野島崎沖で起きた海上自衛隊イージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」事故。ご存じのように防衛省・自衛隊のあり方を根本から問い直す事態に発展した。一連の報道の中で、目を引いた記事があった。自衛隊に関して昔からこんな隠語が使われているらしい。 海上自衛隊は「伝統墨守 唯我独尊」と防衛省内で評されるそうだ。旧海軍の伝統を重んじる一方、引き継いだエリート意識が鼻につき、外部社会への配慮が足りない気質を皮肉ったものらしい。 ちなみに陸上自衛隊は「用意周到 動脈硬化」、航空自衛隊は「勇猛果敢 支離滅裂」と言われるそうだ。海自、陸自、航自の人が聞いたら怒りそうだが、なるほどそんな言い方があったのかと妙に感心した。しかし、よく考えればそう感心ばかりしていられない。そう、語句の使い方が間違っているからだ。 唯我独尊とはいわゆる「オレだけが、尊いのだ」とか「傍若無人」、「自己中心」と同じ意味で捉えられる向きがあるが、この言葉はご存じのように、お釈迦さまがおっしゃったお言葉「天上天下 唯我独尊」からきている。 「この広い大宇宙の中で、人間に生まれた者にしかできない、崇高な使命(人生の目的)があるのだよ」という意味で、とても尊く、重い宣言なのだ。ここで言われる「我」は、私たち人間のこと。それを、「天の上にも下にも、オレさまほど、偉い者はいない」と、威張った言葉のように解釈するのは、全くの誤解。報道はこの唯我独尊の本来の意味を勿論承知していると思うが、唯我独尊の言葉に悪いイメージがついてしまうのは困ったものだ。「天上天下 唯我独尊」の本来の意味を再確認したい。今月はお釈迦様の誕生月の4月。花咲く春がやって来た。 ![]() ![]() 瀬戸川の夜桜 平成20年4月1日 撮影 踏まれても 根強く忍べ 福寿草 やがて花咲く 春は来たらん 心伝える日蓮宗
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| 平成20年3月号・335号 |
| 押し絵雛(おしえびな)展示中 |
法話箋335号ををお届け致します。
いよいよ花粉シーズンです。
頭もグシュグシュにならないよう努めましょう。
早く暖かくなるといいですね。
3月は押し絵雛展示でテンヤワンヤ大賑わいで始まりました。
総代世話人会開催
平成20年3月1日、午後2時より総代世話人会が開催されました。 議題は下記の通りです。詳細は今月中旬発行の「護持会報」をご覧下さい。 記 1 平成19年度護持会決算報告 2 平成20年度護持会予算案審議 3 宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」の件 4 JA建更の件 5 役員補充の件 6 新墓地造成の件 7 その他 押し絵雛(おしえびな)展示中
5年ぶりの展示である。今回展示のきっかけとなったのは、市内の杉本英隆さんから、このお雛様用の金屏風の衝立を奉納して頂いた事である。聞けば先代(日震上人)と以前金屏風奉納を約束していたが、今日まで適当なものが見つからずずっと気になっていた。しかし、ようやく適当な物が見つかったので今回の奉納になったと言う。長年の心配りに感謝申し上げる次第。 実を言うと、平成15年に静岡市のグランシップで開催された高松宮様お雛祭り展に押し絵雛を出展したが、それ以来、準備、片付け、整理に時間がかかるので、展示したことはなかった。 ところが現在、有り難いことに息子二人がいるのでその点なんとかなりそうだ。労働力と来訪者の対応も大丈夫だ。また、お寺を多くの人に開放することも必要であるので今回思い立った。 見学無料と掲載したためか、朝から問い合わせの電話が鳴った。今更ながら新聞の力には驚かされたと同時に、この新聞が偏った報道をしたら大変なことになるということを再認識させられた。 29日は、次から次へと見学者が続き、対応には専ら息子達が当たった。一般の方が大半で大慶寺に始めて来た人が殆どだった。 大慶寺所蔵の押し絵雛は、小田静(しず)女史が江戸末期、江戸の旗本に奉公に行き、その後、裁縫、和歌、書道の才能を見いだされ大奥に上がり、そこで身につけた技術である。帰省後は岡部に住んで、明治期に何百人という裁縫のお弟子を育て、岡部町には女史の顕彰碑が建立されている。 大変貴重な資料でもあり、また、精密な技術と一切色落ちしていないところなど見るところが多い。ご友人等お誘いの上ご覧頂きたい。展示は4月12日までの予定である。 ![]() ![]() 最先端の技術に目を見張る。先人の技に目を見張る。 心伝える日蓮宗
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| 平成20年2月号・334号 |
| 随分と昔の話だが |
| 法話箋334号をお送り致します。
今年もあっという間に1ヶ月が経ちました。
心引き締めて過ごしましょう。
2月といえばいよいよ花粉の季節です。ご自愛下さい。
護持会費納入のお願い
平素、護持会運営にご協力を賜り篤く御礼申し上げます。現在20年度護持会費を受け付けています。 (会計年度は1月1日〜12月31日) 年度前半の2、3月に地震・火災保険で多額の支出が予定されていますのでお早めのご納入をお願い致します。 郵便局自動払込者の方へ 2月末日に郵便局の通帳から自動引き落としとなります。通帳残高のご確認をお願い致します。また、自動払込希望の方は寺までご連絡下さい。 随分と昔の話だが
檀家さんに伺った時、仏壇に小さな賽銭箱がおかれているお宅がある。確か「お賽銭」と書かれていて、どこかで見たような字だとよく見ると、先々代日雷上人の字だとわかる。先々代は昭和33年に隠居したから、少なくともこの賽銭箱はそれ以前に配られたものであろう。毎日仏壇のご本尊を拝し、感謝を込めてお賽銭をする布施行を積みなさいということだろう。また、「日常の五心」と書かれた古い紙が張ってあるお宅もある。これも日蓮宗がずーと以前に作ったものである。 さて、昨年から日蓮宗では宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」が始まった。平成21年が立正安国論を幕府に建白して750年、そして平成33年は日蓮聖人ご降誕800年を迎える。 現今の世情を見るに、少子・高齢化、格差社会、家庭の変貌等で大きな社会不安を生じ、凶悪犯罪や自殺者も増加し、自然の崩壊や温暖化にも歯止めがかからない。 日蓮宗ではこうした現代であるからこそ、法華経に説かれる「命の尊厳」を基本にして、自分自身、そして社会を見つめ直し、合掌する心の大切さ、地球環境、社会浄化を考えてく運動を今回開始した。 そうした経緯の中、今回再度「日常の五心」を皆さんのご家庭でお配りすることになった。難しい言葉よりも私たちが直ぐ出来ること、しかし、ちょっと油断すると出来ないこと。しかし、諦めず何度も何度も努めたい心持ち、それが「日常の五心」である。ご家族のある方は、是非家族が目に付く場所にこれを張ってもらいたい。そして、懺悔、誓願、精進を是非一人一人が実践してもらいたい。 ![]() 懺悔しましょう。誓いましょう。行動しましょう。 心伝える日蓮宗
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| 平成20年1月号・333号 |
| 冬になるといつも・・・ |
謹賀新年 法話箋333号をお送り致します。 今年も宜しくお願いします。 法話箋が333号と3が並びました。何となく気分がいいものです。 777はスリーセブンというそうですが、333はスリースリーというのでしょうか??? まあ、どうでもいいですねそんなこと。 健康に留意し本年も精進いたしましょう。 星除け申込受付
●厄年除け(数え年) ・男 25才、42才 ・女 19才、33才 ●星除け 来年度星まわりの悪い人
●八方塞がり除け 今年 一白水星の人
昭和2年、11年、20年、29年、38年 47年、56年、平成2年、平成11年生 ●家内安全 進学成就 身体健全
交通安全等
〆切は2月3日 冬になるといつも・・・
平成20年、戊子、一白水星の新春。本年も宜しくお願い申し上げます。 さて、ここ数年特に冬になると心配になることがある。それは久遠の松の枝振りである。 気温が下がり始める11月下旬になると、枝先の松葉があちこちで枯れ始める。昔はこんなことはなかった。特にここ数年顕著で、その枯れ方が、松食い虫かと見間違うくら い。昨年の11月も同じ症状(写真参照)。こうなると毎日ハラハラである。暇があればその様子を伺う。
当然外出した時も松が気になる。週二回通う宗務所の行き帰り、その他どこに出かけても松に目がいき、安心したり心配したりの繰り返し。お陰で松の枝振りに関しては、結構細かく見分けることができるようになった。 ここ数年久遠の松を眺めていて分かってきたことは、年々枝振りが細くなっているということ。 「松のことは松に聞け、竹のことは竹に聞け」 松尾芭蕉が俳句を作るコツについて述べた言葉である。松の枝が複雑に曲がりくねった形をしているのは、自然という外圧に頑強に耐えかつ抵抗しているから。一方、竹はその柔軟性を生かして、外圧を上手く受け流しながら、まっすぐ高く伸びて行く。 自然のことは自然が一番よく知っている。つまり、人間がいくら知恵や想像力を働かせて、物事や人について理解しようとしても、分かる範囲には限界がある。 その通り、その通り。絶えず変化しながらかつ調和しているのが自然だ。それを仏が教える。人間の欲だけを充足させる環境は調和を乱す。いつまでも続くわけがないし、続かせてはいけない。 ![]() 松のことは松に聞け、竹のことは竹に聞け 心 伝 え る 日 蓮
宗
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| 平成19年12月号・332号 |
| 年の瀬に当たって |
平成19年も12月に入りました。
あっという間に1年が過ぎようとしています。
法話箋第332号(平成19年12月号)をお届けいたします。
平成20年 星除け申込受付
●厄年除け(数え年)
・男 25才、42才 ・女 19才、33才 ●星除け 来年度星まわりの悪い人 ●八方塞がり除け 来年度 一白水星の人
昭和2年、11年、20年、29年、 38年、 47年、56年、平成2年、平成11年生
●家内安全 進学成就 身体健全
交通安全等
※申込書は今月中に郵送又はお届けします。 〆切は2月3日です。
大晦日 除夜の鐘
・除夜の鐘 夜11時半〜1時まで
・新年初祈祷 午前0時より
![]() 年の瀬に当たって
今年もあっという間に年の瀬を迎えてしまった。皆さんはこの1年を振り返って実りの多い年であったろうか?個人的には1年中追われて終わってしまった観がする。 そんな中、気になる座右の銘等いくつか取り上げてみた。皆さんにとって来年の抱負の材料になればと思う。 ■「明日は、明日は」と言いながら、今日一日を無駄に過ごしたら、その人は「明日」もまた空しく過ごすにちがいない。 ■ 優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。下山 敏郎(オリンパス光学工業社長) ■修行中は馬鹿になっていなければ上達しない。馬鹿という言葉を言い換えれば、ものに拘らない素直なことである。理屈っぽいのが一番修行の妨げになる。宮城 道雄 ■忙しい中に閑(ヒマ)を持たねばならない。忙しいという文字はりっしんべんに亡(うしなう)。文字通り人間忙しくすると心を失う。どんな心掛の良い人でも何かを失う。特に大事なものを失う。何かそつがある。何かなくなる。だから忙しくなるということは、よほど気をつけないと人間馬鹿になってしまう。 ■「勝つことも大事だが、その先に才能を伸ばせるかがもっと大事だ。20歳代の選手にはプライベートライフを100%サッカーのために捧げる覚悟を決めて欲しい。『楽しむこともサッカーも』ではうまくいかない」 オシム監督 ■「失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい」 松下幸之助 ■一歩進むだけで景色が変わる。 ■走った距離は裏切らない。 野口みずき 刻々変化する命を今この瞬間生きている。言い換えれば、何時この世から去っていってもおかしくない命。自分の命も、そして周りのすべても刻々変化している。
今日精一杯生きるとは、体も頭も目一杯使うことではないと思う。この瞬間の命の輝きに感謝し、素直に正直にその瞬間を生きることだと思う。有り難いことに人間だけが欲を持ちながら道を求めることができる生き物なのだ。いつも手を合わせよう。 ひ ろ め よ
う 合 掌 の 心 心 伝 え る 日 蓮
宗
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| 平成19年11月号・331号 |
| 合 間 を ぬ っ て |
お会式(延年講・酉の市)
檀信徒皆様にはお会式にご参詣下さいますようご案内申し上げます。
夜の万灯まとい行列は藤枝市の宗伝寺様、粋華(纏同好会)、沼津市の蓮窓寺様、昌原寺様、法華寺様が参加します。 ○期 日 11月3日(文化の日) ○お会式法要 午後3時 〜 午後4時 ○酉の市祈祷 午後1時 〜 午後2時半 午後4時半〜午後8八時 ○福 引 午後1時 〜 午後8時 ○万 燈 行 列 午後6時 〜 午後8時半 11月4日 お会式片づけにご協力を
お会式の翌日4日、午前8時よりテント、万燈等境内の片付け行います。多くの方のご協力をお願いします。午前中で終了予定です。
合間をぬって
先日、京都の名菓「生八つ橋」を頂いた。大丈夫かと心配になった。牛肉コロッケ、白い恋人に始まり赤福、比内地鶏、吉兆と不祥事が続いている。はたまた目を変えれば朝青龍、亀田親子、事務次官接待と話には事欠かない。全く品格のない日本だと思うのと同時に、その時代の一員に自分がいると思うと相当めげる。 さて、先月上旬の3日間、3年に1回の藤枝大祭があった。大慶寺は上伝馬町内に属し、屋台を出す14町内の一つである。私が子供の頃、上伝馬は大変活気があり、にぎわっていたが、時代の流れと共に世帯数が減り、現在では14町内の中では小さな町内となってしまった。 屋台を出すためには人が必要である。世帯数の少ない上伝馬では、大慶寺の人数も貴重な人材と数えられる。毎年11月3日のお会式・延年講・酉の市では地元町内会、隣組、商店街の方々には大変お世話になっている。そこで息子達と共に上伝馬屋台に参加し、3日間親睦を深めた。、忙しい時代であるから3年に1回、すなわち大祭の時しか会わない人もいる。色々な年代、職種の人達と語らい、そこから得る情報は最新版で新鮮である。商店の多い町内では3年前と状況が一変していることを肌で実感した。 屋台は事前の準備、そして片付けまで、参加者のちょっとした善意の積み重ねで始めて動かすことができる。言い換えれば、各自が仕事の合間にちょっとだけ無理をして協力し合って始めて動かすことが出来るのだ。一人一人が勝手なことをやったり、気を抜けば全体が回らなくなる。時間、労力、お金も掛かる作業である。 今の世の中は、効率、コストが最優先される合理的、機械的な時代でもある。その結果、冒頭のような不祥事を働く輩が出てきたりもする。 それに反して、ちょっと無理をすること。それも自分のためではなく、周りの人のために無理をすること。そうした世界が自分の周りにあると、ほっとした安心した世界が出来上がる。効率、コスト、自己中心の世界と違い、捨てたものではないぞと思える世界がそこにある。 ![]() お会式当日の境内
布施には色々ある。周りの人への心遣いも布施。 心伝える日蓮宗
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| 平成19年10月号・330号 |
| 「夫は仕事、妻は家庭」は過去の話 |
お会式 万灯まとい行列参加者募集
本年も11月3日のお会式が近づいて来ました。成年男女の万灯まとい行列参加者を募集しています。申込は大慶寺まで。 ○日時 11月3日 午後5時半〜8時半 ○締切 10月25日 ※下記練習日にお出かけ下さい。 まとい太鼓練習日(大人のみ) ○期日 10月28日(日) 11月 2日(金) ○時間 夜7時〜8時半 大慶寺にて ※参加者はどちらかの練習日にご参加下さい。 お会式準備をお手伝い下さい お会式準備を左記のように行います。お手伝い頂けると助かります。 ○期日 10月28日(日) ○時間 午前9時より 午前中で終了予定 「夫は仕事、妻は家庭」は過去の話
今回は少し数字が続くがご勘弁を。大変興味深い調査が発表されたので紹介する次第。
今夏、内閣府の「男女共同参画社会に関する世論調査」(全国の成人男女5,000人を対象に実施。回収率は62・4%)によると「夫は仕事、妻は家庭」いう伝統的な家庭観に対する「反対派」が、この質問が始まった昭和54年以来、初めて5割を超えたそうだ。さらに、「子供ができても職業を続ける方がよい」との回答も過去最高の43・4%。 なるほど、なるほど。これも世の流れか。そしてさらに続く。 「子供を持つ必要はない」「離婚容認」といった《当世風》とみられた考えにはいずれも「反対」が急増。離婚に関しては反対が賛成を上回る。なるほど、なるほど。 調査よると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきか」との質問に、「賛成」「どちらかといえば賛成」とした人は3年前の前回調査から0・4ポイント減り、44・8%。「反対」「どちらかといえば反対」は逆に3・2ポイント増え、52・1%だった。男女別では、男性は賛成50・7%、反対46・2%。女性は賛成39・9%、反対56・9%だった。 また、「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はない」に、反対は8・1ポイント増の59・4%で、4・6ポイント減で36・8%の「賛成」との差を広げた。「相手に満足できないときは離婚すればよい」には、反対が7・4ポイント増の47・5%で賛成の46・5%を上回った。 内閣府は「夫や妻が、当事者同士だけではなく子供や家族を重視するようになっているのではないか」と話している。 すなわち、一個人だけの生き方にポイントを置くよりも、夫婦、家族、子供という身近な人とのつながりにポイント置く人が増えてきているのである。 それぞれの夫婦には各々事情があり、一括りで扱うのは大変失礼千万だが、他者との関わりを重視する人が増えてきているのは事実だろう。人は夫婦、家族、子供に限らず、多くの人との関わりの中で存在するという事実認識は非常に重要だ。 こつこつ 歩いてゆこう こつこつ 実践しよう 心伝える日蓮宗
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| 平成19年9月号・329号 |
| もちろん皆既月食も忘れていた |
清掃奉仕にご参加を 主催
立正壮年会
秋の彼岸を前に恒例の清掃奉仕を左記の通り行います。多くのご参加を頂いて普段行き届かないところまで掃除をしたいと思います。是非ご参加下さい。 記 ◎期 日 9月17日(月・祝日) ◎時 間 午前9時より11時まで ◎持ち物 清掃道具(寺でも用意) 今年度護持会費納入のお願い 檀信徒皆さんのご理解で護持会も順調に運営されています。 現在、護持会費未納のお宅が40軒程あります。彼岸墓参の折り等いつでも受け付けておりますのでご納入をお願い致します。今年度護持会費を納入したか不明な方はお気軽にお問い合わせ下さい。 もちろん皆既月食も忘れていた
今年の7月、8月は例年になく暑い日が続いた。7月盆は雨と台風、8月盆は酷暑でいつも以上に厳しい盆であった。それでも今年から、常仁、唯央がお盆棚経に加わり随分と気持ちには余裕が出きた。 7月12日朝、当日は雨。傘をもって寺を7時に出る。静岡市駿河区より棚経を開始。夕方寺に帰る。傘をさして車から降り寺に入る。この時、明日も傘を忘れないようにと頭の隅に記憶させる。 翌日13日、寺を朝6時過ぎ慌ただしく出る。曇天。バイパスに乗ったところで傘を忘れたのに気づく。戻る時間はない。寺をでる時は雨が降っていなかったので傘を持って出ることをまったく失念。「また、やってしまった。この忙しい時に」と心の中でつぶやく。最近は本当に物忘れが多くなった。あの時もこの時もと最近の出来事を思い出しながら運転。思い出すだけましか・・・。 そうはいうものの、今日も雨が降るとの天気予報。傘が無ければ棚経もままならない。どうするか?しばらく思案。朝早く開いていると言えばコンビニしかない。コンビニで朝早く坊さんが傘を買う場面を連想しながら、「うーんこれしかないか」と捜す。棚経一軒目のお宅の近くのコンビニ駐車場。小銭を出してコンビニに向かう。 一応念のために、都合良く傘があるわけないよなあと軽自動車の後部座席の後ろを覗いてみる。古くなった傘がなんと2本も。しばらく考える。そうだ、以前急に雨が降った時の用心にと置いた傘が2本。傘が今日使う場面だと主張している。 寺に傘を忘れ、そして車に傘を置いたことも忘れていた。一件落着。小銭をしまって一軒目のお宅に向かった。やれやれ今日一日、どうなることやらと思いつつ、今日檀家さんから頼まれたことは必ずメモしようと誓った。 それにつけても日常生活の忙しさにかまけ、積もるにつけて道を忘れがち。道を忘るるべからず。道を忘るるべからず。 ![]() 皆既月食 熊本県民天文台H19/8/28日 19:47
欲ふかき 人のこころと
降る雪は 積るにつけて 道も忘るる。 心伝える日蓮宗
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| 平成19年8月号・328号 |
| 刹那に生きるというけれど |
お施餓鬼会 下記の通りお施餓鬼会を営みます。お忙しい中ですが、ご参列お焼香をお願い致します。 記 ●日時 8月8日(水曜日) 午後1時 法 話 午後2時 施餓鬼法要 付施餓鬼塔婆供養 ●塔婆を建てて各家先祖のご供養を致しま す。8月7日までにお申込下さい。 ※付施餓鬼塔婆代は1本2000円、初盆塔婆代は3000円です。 (申し込み例) ○○家先祖代々之霊 ○○信士之霊 等 電話、FAX、Eメールでも受付けます。 Eメールアドレスは「ohba@enmyozan.org」 刹那に生きるというけれど 今年3月に能登、そして先月は中越沖と大地震が続いた。当たり前の日常生活が被災地では遠い彼方に行ってしまった。被災者の方々には励ます言葉も見つからない。柏崎市では多くの建物が倒壊し、日蓮宗寺院でも本堂全壊が2ヶ寺、ほぼ全壊、半壊の寺院が数ヶ寺あった。(7月下旬に常仁がボランティアとして参加。写真は日蓮宗倒壊寺院本堂とボランティア受付) 日蓮宗では全国の寺院を通じて柏崎市、日蓮宗寺院復興の募金を開始した。日蓮宗静岡県中部宗務所でもこの募金活動に協力すると同時に、アシスト募金より義援金を静岡新聞社を通じて拠出した。 諸行無常。すべての物が絶えず変化していると平然と言うが、現実には突然の大変化に耐えうることは容易ではない。 仏教では刹那(せつな)に生きるという。刹那とは仏教の時間の概念で、一瞬の間のこと。人間の意識は一刹那の間に消滅を繰り返す心の相続運動で、常に変化すると説く。「過去はもう過ぎ去ってしまった。未来はまだ来ない。今のこの一瞬をどう生きるかが大切だ。そして変化があるからこそ悪が消滅し、善が生まれるのだ」と説く。 過去は過ぎ去ったが、地震は多大な被害をもたらした。変えようのない現実である。その事実の中で辛くても生きて行かざるを得ないのが全ての生き物の宿命である。凡僧の身では一刹那一刹那を意識して生きるなんぞということはなかなかできない。 しかし、生きてきた過去の時間が長く、残された未来の時間が少なくなった現在、刹那の間を生きる感覚は未だ得られないが、一呼吸の中で生きるという感覚が少しは分かり始めてきた感じがする。齢を重ねるのも悪くはない。今生きること、今できることの尊さを実感し、とりわけ自分のできることを実践。これが肝要だ。 ![]() 倒壊した日蓮宗寺院本堂 ![]() ボランティア受付所 息を吐いて吸う。その連続が生。今の瞬間を大切に。 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年7月号・327号 |
| 引き受ける力はどこから |
お施餓鬼塔婆受付開始 お施餓鬼会は8月8日(水曜日)に行われます。お施餓鬼会での先祖供養・有縁諸霊位の塔婆受付を開始しました。 申込例 ○○家先祖代々之霊 ○○信士之霊 水子霊 無縁之霊 愛犬之霊 等 塔婆料は1本2000円です。(3尺塔婆) 初盆塔婆料は1本3000円です。(4尺塔婆) ■申込用紙に記入し寺までご持参下さい。 (7月盆のお宅には既に発送致しました。8月盆のお宅にはお施餓鬼会詳細、申込用紙を7月上旬発送予定です。) 電話、FAX、Eメールでも受付けます。 Eメールアドレスは「ohba@enmyozan.org」です。 本年度初盆経のお知らせ 7月の初盆経の日時は6月中旬、8月の初盆経の日時(8月11日か12日)は7月の初旬に決定致します。お施餓鬼のご案内に同封し発送致しますので、本年度初盆のお宅は忘れずにご覧下さい。都合の悪いお宅は調整致します。 引き受ける力はどこから 夏の気配が濃厚なこの頃。毎朝、鐘をつきに境内に出ると、静寂の中で適度な冷気に包まれる。久遠の松を見上げながら深呼吸すると実に気持ちがいい。生きていることを実感し、元気であることに感謝する時である。朝のすがすがしい一時だ。夏も近く青空も一段とはっきり見える。 最近気がついたことがある。それは新設の駐車場から見る松がとてもいいのである。(写真)手前に土壁の塀、そして久遠の松が枝をゆったり広げ、その奥に本堂が映る。 今までも門や墓から久遠の松を見てきたが、考えてみたらこれほど枝を広げた姿をみたことがなかった。 新設の駐車場に車を入れた方は、是非視線を少し上げて、自然の造詣美を堪能の頂きたい。 とはいうものの、今冬の寒さで松の先端が数カ所また枯れた。一昨年に続く現象で、少しずつ、少しずつ松も老いが進んでいるようだ。まだまだがんばれと祈るがいつかは枯れる日がくるのであろう。 我々は災難が来ないことを祈る。また、煩わしいこともしたくないと祈る。しかし、災難が来ない様に誰も祈るが、現実には誰にも災難は必ず訪れる。 それでも祈る。 そう、災難が来ない様にだけ祈るのが信心ではないのだ。災難は必ず来るものと心得、どんな事が来ても引き受けてゆける力を得るのが信心である。 そのためには自分の欲にとらわれず、実相を見つめていく力を養うこと、修行を重ねさらに重ねて行くことが大事だ。齢を重ねると経験値が増し、それだけの重みをでるが、逆な見方では垢がつもる場合もある。両面を認める力、それが実相を見ることである。 ![]() すべての物のなかに仏の命が生きている。 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年6月号・326号 |
| 引き継ぐにはなかなか時間がかかることで |
家族の方々に法話箋メールを配信致します。 法話箋は主に戸主名でお送りしていますので、家族の皆さん一人一人に読んで頂く機会は少ないと思います。 そこで、ご家族の皆さんや別世帯で住む子供、お孫さんにも法話箋をメールで配信致します。是非ご利用下さい。 申込は寺まで連絡頂くか、または直接パソコン、携帯から「ohba@enmyozam.org」まで「配信希望」のメールをお願いします。是非、ご家族の皆さんやご親戚の方々にお伝え下さい。 本年度初盆経のお知らせ 7月の初盆経の日時は6月中旬、8月の初盆経の日時(8月11日か12日)は7月の初旬に決定致します。お施餓鬼のご案内に同封し発送致しますので、本年度初盆のお宅は忘れずにご覧下さい。都合の悪いお宅は調整致します。 引き継ぐにはなかなか時間がかかることで 以前のゴールデンウイークは、まとまった休みが取れるのでお年忌を営む家が多かった。しかしここ数年、ゴールデンウイークは逆に通常の土日よりお年忌が少なくなった。核家族化、さらに核家族からの核家族化、居住地の分散化、大型連休のあおりで旅行等に出かける家が多くなり、結果として皆が集まるのが難しくなった。どうやらそのあたりが原因のようだ。時代の流れは緩やかに確実に変化をもたらしている。 今年の連休は案に違わず、法事が少なく逆に時間が作れて、この時ぞばかりたまっていた仕事をする絶好の機会となった。 その仕事とは、先代の遷化以来、とりあえず一部屋にまとめておいた大慶寺の寺宝の整理である。この整理は1日や2日では終わらないと踏んでいた。5月3日から6日までは宗務所の仕事もなく寺にいたので、整理に取りかかった。 大慶寺の寺宝の整理は江戸時代から必要に応じて行われているが、何が何処に保管され、状態がどうかは正直把握できていない。折角やるのだから、後世にも分かるようにと一つ一つを点検し、番号をつけ、保管場所を記し、デジカメにとり、台帳に写真をつけて整理し始めた。 4日もあるから充分終わるだろうと気楽に取り組んだが、結果として150番位まで整理したが、時間切れで、その後は合間をぬってやるものの収拾がつかない状態と相成った。受け継ぎ伝えることの難しさを今体験している時である。 しかし、ここでうやむやにすると、郷土博物館等から依頼があった時や最近の土日によく訪れるデイバッグを背負った団塊の世代の団体参拝者に対応できない。(下の写真)なんとか夏までにはと思っている。 それにしても、一般で所持していたら散失するであろうものが、寺で保管するが所以に残ったもの、それが結構多いのである。寺に奉納することの重要性を再認識した次第。と同時に古文書が読めない自分に呆れているのである。 ![]() 土地があればそれで悩み、土地がなければまたそれで悩む 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年5月号・325号 |
| 臨終ではなく林住 |
アシスト募金のご報告とご協力のお願い
静岡県中部宗務所では、現在アシスト募金運動を展開しています。平成18年度は中部宗務所管内で約210万円のご協力を頂きました。 この浄財はスリランカ仏教寺院復興支援事業等に支出しました。心より厚く御礼申し上げます。(写真は復興したスリランカ仏教寺院の御堂) なお、引き続きこの活動を継続しますので、ご協力を宜しくお願い致します。募金箱は寺に常時置いてありますので、ご協力頂ける方はお申し出下さい。 臨終ではなく林住 「林住期」(五木寛之著)の本の影響か、林住期(りんじゅうき)なる言葉が今注目されている。実は法話箋でも平成5年1月号でこの言葉を紹介したが、今注目されるのはそれなりの理由があるようだ。 古代インドでは、人生を四つに分ける「四住期」の考え方があり、仏教にも取り入れられた。 最初に「学生期」(がくしょうき)。この世に生を受けてから、一人前の人となるために学習、経験を積む時期。次に「家住期」(かじゅうき)。自立して仕事に励んだり、一家の主として妻子を養う、広い意味で社会人として社会に貢献する時期。3番目が「林住期」(りんじゅうき)。社会人としての役割を終え、個人として、自分自身の人生を見つめ直し、自己を表現する時期。そして最後があらゆる執着を捨て、死を覚悟する「遊行期」(ゆぎょうき)である。 マヌ法典には「家住者、顔に皺より、毛髪灰色となり、その子に子息を見るに至らば、その時、彼は森林に赴くべし」と林住期への移行を勧めている。 資本主義社会では稼がなければ人でないという価値観から、人生で一番大切な期間は家住期で、定年後は残念ながら余分な人生のように考えられている。 しかし、家住期は組織、仕事の中での活動、家族を養うことを通して、間接的に社会に貢献してはいるが、真に一個人の人間として社会に貢献しているわけではない。団塊の世代が定年を迎える今、注目されるのが林住期である。これまでの生活、生き方を謙虚に反省し、一人間としてどう生きるのかを考え、実行する時期である。定年、高齢化社会の今、とても必要な考え方である。 過去の栄光を追い求め、自分自身を否定するのではない。自己を見つめ、自己の責任で自己表現する時期、それが林住期だ。言ってみれば林住期を迎えるために学生期、家住期があったのだ。損得を価値基準に判断するのではない。真実か真実でないかをを価値基準にする生き方だ。 花が咲く家住期、実がつく林住期。 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年4月号・324号 |
| スズメバチが |
お釈迦様花まつり
お釈迦様誕生をお祝いして下記の通り、「花まつり法要」を営みます。是非ご参列ご焼香下さい。
(12日講と並行して行います) 記 ○期 日 4月13日(金曜日) ○時 間 午後1時 ○場 所 大慶寺本堂 ※例年12日に行っておりましたが、本年は都合で13日に行います。お間違えないように。 スズメバチが 今思い出しても・・・。
昨年の10月中旬、お会式を控え準備で忙しい日を送っていた。例年この時期になると本堂屋根工事を請け負った袋井市の塚本屋根工事店が、無料で本堂屋根点検と掃除にやってくる。掃除も終わり境内で屋根工事店の大将、その弟子と話をしていると、いきなり「動かないで」の声。何かあったか、そう思った瞬間、自分の首の後ろに何か留まっていた。「スズメバチです。じっとして」と弟子の声。 実は直前こんな話をしていた。 久遠の松にミツバチが巣を作ったが、ここ数日スズメバチの攻撃に合い、ミツバチがたくさんやられ、境内に落ちてくる。やられているのはミツバチだけではなくスズメバチも結構やられていると場所を示しながら話をしたばかり。 その中の1匹が私の首の後ろに留まったのだ。スズメバチは黒服に反応し攻撃する。私は黒い法衣を着ていた。まさにスズメバチにとっては格好の攻撃の対象だ。 スズメバチに刺され死亡したというニュースを聞く。とにかくじっとした。ハチは首から頭のつむじに移動してきた。「絶対に払わないで」の声。しばらくするとハチはまた頭から首に下がってきた。そして動きを止めている。時間で2分位か。「じっとしていれば攻撃しません。そろそろ飛びますよ」の声。するとまもなくブーンという音と共に飛び去った。みんな安堵の雰囲気。適切な指示のお陰だ。 すこし前屈みになり手をぐっと握りじっとしていた2分間。首を刺されればショック死もあるなあと、死を日常生活の一部の出来事のように感じた。 考えてみれば我々は死を身を持って経験したことがない。だから、死を忌み嫌い怖いものであると感じる。生と死は別物であると感じる。できれば死を迎えたくないと思う。しかし、ちょっとしたきっかけで、いとも簡単に死は訪れたりもする。生があれば死もある。そしてこれは連続したもので、特別なことではないのである。ここで刺されればポックリだと生活の一コマのように感じた貴重な経験であった。 世界平和を祈る折り鶴運動にご協力ありがとうございました。 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年3月号・323号 |
| 御礼とご案内 |
第一回上伝馬寄席
主催 上伝馬商店街振興組合 協力 へい亭落語会、大慶寺他 下記のように大慶寺本堂を会場にして、「上伝馬寄席」を開演します。 平成2年までは「延年寄席」として立正青年会主催で行ってきましたが、今回は上伝馬商店街振興組合が主催です。真打瀧川鯉昇師匠はテレビでも有名な方です。春の夕べのひととき、お寺へお出かけ下さい。 記 ・期 日 平成19年3月24日(土) ・時 間 午後6時開場 6時半開演 ・出 演 瀧川鯉昇 瀧川鯉之助 詳細お問い合わせ下さい。 御礼とご案内 先月15日、大場常仁の大荒行堂初行成満帰山式が無事終了した。 入行以来、檀信徒の皆さん、特に役員の皆さんには大変お世話になった。厚く御礼申し上げる次第。 さて、3月に入り帰山式の事務処理もほぼ終わり、寺も通常の静けさに戻った。3男の唯央も今月卒業見込みで、長男常仁と共に大慶寺は今後3人体制で臨む。 寺の都合で、葬儀法事から始まり車のご祈祷等様々な法務で、檀信徒皆さんと時間等調整がつかない場合もあったが、今後は今まで以上に迅速な対応、希望通りの日時設定等が可能となったので、遠慮なくお気軽にお問い合わせ頂きたい。 さて、そんな中、寺では今後様々な地域活動にこれまで以上に協力していきたいと考えている。言うまでもなく、寺は法華経、日蓮聖人の教えを皆さんに伝えるのが第一義の仕事であるが、それと同時に宗教法人の公益活動の一環として、寺の建物や境内を出来るだけ解放していきたいと思う。 そこで、早速であるが今月の24日(土曜日)午後6時半より、大慶寺本堂を会場に「上伝馬寄席」を開演することになった。主催は上伝馬商店街振興組合で、大慶寺は場所を提供する形。ご存じの方もいると思うが、大慶寺では青年会を主催にして平成2年まで、落語協会理事の古今亭圓菊師匠のご協力を頂き、合計10回「延年寄席」を開催してきた。その分、段取りも大体分かるので協力もしやすい。 今回出演の瀧川鯉昇師匠は、平成2年に真打昇進。平成8年には文化庁芸術祭優秀賞を受賞。実力は折り紙付きである。その他に門下の2つ目瀧川鯉之助さんも出演する。詳細問い合わせは大慶寺まで。 ![]() クヨクヨ過ごすのも一生、笑って過ごすのも一生 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年2月号・322号 |
| パネトーネ |
大荒行堂成満帰山式
大慶寺修徒大場常仁上人は2月10日大荒行堂初行成満を迎える運びとなりました。 つきましては、左記のように帰山式を営みます。皆様には是非ご出席下さい。 記 ・期日 平成19年2月15日(木) ・時間 午後1時 行 列 (千歳〜大慶寺) 午後1時半 水 行 本堂前 午後2時 帰山式 本堂 護持会費納入のお願い
平素、護持会の運営にご理解を賜り厚く御礼申し上げます。年度前半に火災保険、宗派課金等の多額の支出が予定されていますのでお早めのご納入をお願い致します。
郵便局自動払込者の方々へ
2月28日に郵便局の通帳から自動引き落としとなります。通帳残高のご確認をお願い致します。 また、自動払込希望の方は寺までご連絡下さい。申込書をお送り致します。必要事項を記入し、近くの郵便局にお出し下さい。 パネトーネ
昨年暮れの年も押し詰まったある日、パネトーネなるものを頂いた。 届け主は纏同好会「粋華」のメンバーで奥さんがブラジル人。「パネトーネ?」初めて聞く言葉でちょっと調べてみた。 「パネトーネ」は、十六世紀にイタリアで生まれたお菓子で、イタリア移民がブラジルに持ち込み、今ではブラジルが世界最大の消費国なのだそうだ。小麦粉・卵・レーズン・オレンジ・パパイヤ・レモン・シトロン等のフルーツの風味を生かした「まろやかさ」「しっとりさ」はパネトーネ独自のものらしい。 ブラジルでは、お祝いやクリスマスの時に食べる物で「お寺さんではクリスマスは関係ないけど、新年に食べてください」と届けてくれた。 そう言われると正月まで待つのはもったいない。少々意地汚いかと思ったが早速少し頂いた。どちらかといえばお菓子というよりパンである。外が少し固くて香ばしく、中は柑橘系の香りと酸味があってねっとりしてとてもおいしい。 ここ数年、お会式が近づくとこのご夫婦はブラジル系の友人を連れて粋華の太鼓練習で寺によく出かけてきた。そうしたご縁で知り合いとなった訳である。 寺にとっても多くの方に寺を活用してもらうことは有り難いことで、またそうした方々との話の中で、仏教、寺、僧侶に対する期待をたくさん感じ取ることができた。こちらこそ皆さんにお礼をいわなければならないのに、年の瀬の誰もが忙しい時にこのお菓子を寺に持っていこうと考えてくれたことはとても嬉しいことであった。 人と人とのつながりの豊かさとはこのようなことをいうのであろう。物質的豊かさよりも幸せだと感じる実感があったのである。 ![]() 根深ければ枝繁し、源遠ければ流れ長し 心伝える日蓮宗 |
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| 平成19年1月号・321号 |
| 1年の計の有り難さ |
平成十九年 星除け申込受付 ●厄年除け(数え年) ・男 25才、42才 ・女 19才、33才 ●星除け 来年度星まわりの悪い人 ●八方塞がり除け 来年度 二黒土星の人 昭和元年、10年、19年、28年、 37年 46年、55年、平成元年、平成10年生 ●家内安全 進学成就 身体健全 交通安全等 申込書は今月中に郵送又はお届けします。 〆切は2月3日。 ■古いお札を納めましょう 本堂前に古いお札を納める箱を設置しました。2月3日までにお納め下さい。 ■大荒行堂と柴又帝釈天参拝 ○期日 平成19年1月24日(水・日帰り) ○出発 午前6時 大慶寺前 ○会費 1万6000円 ○申込 平成19年1月20日まで 1年の計の有り難さ 平成19年の新春を迎え、今年も宜しくお願い申し上げる次第。 年々新年は有り難いと思う。日々の生活では、その時こなさなければならない仕事に追われ、あそこを直したい、方法を変えたいと考えはするもののなかなか実行できない。しかし、さすがに年が変わるとなると、「さて来年はどうしようか」と改めて自分自身に実行を伴う問い直しをすることができる。なんだかんだといいながら、1年1年を区切りとして生きているのだと思う。 だから、新年は自分自身を振り返る本当に良い機会であり、未来への明るい展望を持ち、努力するきっかけを与えてくれる時である。 寺の昨年を振り返ると、4月に先代遷化、8月に3男唯央の信行道場入場、11月に長男常仁の大荒行堂入行と寺にとっては準備、事務処理と忙しく、正しく変化の年であった。今更ながら檀信徒皆さんには大変お世話になった1年だと心より御礼を申し上げる次第である。 そして平成十九年を迎えた。寺を護持する次世代の誕生は寺にとっても檀信徒皆さんにとっても有り難いことである。 寺の基本的行事は、新年、春彼岸、施餓鬼、盆、秋彼岸、会式、年末と同じことを毎年繰り返す。毎年繰り返すということは、伝えるべき大切なものが毎年変わらないことを意味する。 一方世の中では社会構造の変化、少子高齢化とその変化はスピードを増し、生活環境はどんどん変わってきた。今まで通りの寺の布教方法でそれがカバーできるかと言えば、正直なかなか難しい部分が多々出てきた。 そういう意味で大慶寺もまた、今までの行事を大切にしつつ、新しい布教方法を新しい世代と共に模索、チャレンジして見る年に入ったかと新年に際し考えさせられた訳である。若い世代と共に精進したい。 ![]() 平成19年1月1日 元旦 午前0時 2月15日(木)午後2時 大場常仁上人大荒行帰山式 心伝える日蓮宗 |
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| 平成18年12月号・320号 |
| 大荒行堂参拝と成満旗奉納のご案内 |
平成十九年 星除け申込受付 ●厄年除け(数え年) ・男 25才、42才 ・女 19才、33才 ●星除け 来年度星まわりの悪い人 ●八方塞がり除け 来年度 二黒土星の人 昭和元年、10年、19年、28年、 37年 46年、55年、平成元年、平成10年生 ●家内安全 進学成就 身体健全 交通安全等 申込書は今月中に郵送又はお届けします。 〆切は2月3日。 大晦日 除夜の鐘 ・除夜の鐘 夜11時半より0時半まで ・新年初祈祷 午前0時より 古いお札を納めましょう 本堂前に古いお札を納める箱を設置しました。お経をあげてお炊きあげします。来年の二月三日までにお納め下さい。 大荒行堂参拝と成満旗奉納のご案内 大慶寺では四半世紀ぶりの大荒行入行ということで、今号は大荒行堂参拝、成満旗奉納のご案内を下記のようにさせて頂きます。 ■大荒行堂と柴又帝釈天参拝 ○期日 平成19年1月24日(水・日帰り) ○出発 午前6時 大慶寺前 ○会費 1万6千円(大荒行堂ご祈祷料、帝釈天お開帳料、昼食、夕食弁当代を含む) ○人員 40名 ○申込 平成19年1月20日まで ○行程 大荒行堂で面会、ご祈祷 帰路、柴又で昼食後、帝釈天参拝 大慶寺午後7時頃帰着 ■大荒行出行出迎えと池上本門寺参拝・浅草散策(1泊2日) ○期日 平成19年2月9〜10日(金、土) ○出発 午前7時 大慶寺前 ○会費 3万円 ○人員 20名 ○申込 平成19年1月31日まで ○行程 9日 東京池上本門寺参拝 浅草散策、浦安泊 10日 出行出迎え、帰路横浜中華街で昼食、午後6時頃帰着 ■成満旗奉納のご案内 2月15日午後に大荒行成満帰山式を執り行う予定です。 帰山式当日は、総代宅から荒行僧が大慶寺まで行列して帰山致します。その折り、下の写真の成満旗を掲げ出迎え致します。 つきましては、檀信徒皆様には成満旗奉納をお願い申し上げます。成満旗の左下に奉納者のお名前が入ります。 ○代金 本染8尺 15750円 本染題目8尺 18900円 ○色 赤、紫、緑の3色 ○〆切 12月27日まで ※檀信徒各位には近日中に参拝、成満旗奉納申込書を郵送致します。 ![]() 年々花は似たれども 歳々人は同じからず。 心伝える日蓮宗 |
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| 平成18年11月号・319号 |
| 今年もお会式の時期 |
お会式(延年講・酉の市) 檀信徒皆様にはお会式にご参詣下さいますようご案内申し上げます。夜の万灯まとい行列は藤枝市の宗伝寺様、粋華(纏同好会)、沼津市の蓮窓寺様、昌原寺様、法華寺様が参加します。 記 ○期 日 11月3日(文化の日) ○お会式法要 午後3時〜午後4時 ○酉の市祈祷 午後1時〜午後2時半 午後4時半〜午後8時 ○福 引 午後1時〜午後8時 ○万燈行列 午後6時〜午後8時半 11月4日 片づけ奉仕にご協力を お会式翌日の4日、午前9時より片づけを行います。ご都合のつく方のご協力をお願いします。午前中で終了予定です。お会式準備を左記のように行います。お手伝い頂けると助かります。 早いもので今年もお会式の時期となった。「今年のお会式はいつも通りやりますか」と檀家さんに聞かれた。四月に先代が遷化したので今年は控え目に営むのかという質問である。 「お会式はいつも通り行いますよ」と答える。お寺の行事は行事としていつも通りに行うのが基本的なお寺の考えである。 さて、今まで毎年のお会式で先代が担当していた仕事がある。餅柱につける餅、福引きの準備、祈祷札の作成等である。 今年は先代の代わりに常仁、唯央がいるので何かと助かるが、常仁は11月1日に荒行に入行するので、お会式当日は三男の唯央だけになる。いずれにしても今年のお会式から仕事の分担ががらりと変わるので、何かと落ち度があると思う。皆さんにはご寛容とご協力を宜しくお願いする次第である。 さて、今年の10月12日、東名集中工事の中、東京池上本門寺お会式に20名で参加してきた。行列途中で纏の柄の部分が折れるハプニングがあったが、本門寺に続く沿道はいつも通りの大勢の人で、その中で纏を振り、太鼓、笛、鉦をならしての行列で20名全員で大ハッスルしてきた。 大慶寺帰着は午前1時を回り、疲れが残りつつも実に爽快でもあった。 行ってみるとわかるが、池上本門寺の万燈まとい行列は毎回毎回のことであるが日蓮宗のエネルギーを感じる。そしてエネルギーに触れ、そのエネルギーの中に入る。これが爽快感の元であろう。祭りは見るものではなく参加するものだという。正しくエネルギーの中に入ることが大切なのである。 お経は目で見たり追いかけたりするものではない。お題目も聞くものでもない。正に読み唱えることこそが一番大事だ。 紅白の餅の柱やお命講 虚子 心伝える日蓮宗 ![]() |
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| 平成18年10月号・318号 |
| 己の罪は見難い |
お会式 万灯まとい行列参加者募集 本年も11月3日のお会式が近づいて来ました。成年男女の万灯まとい行列参加者を募集しています。是非ご参加下さい。 ○日時 11月3日 午後5時半〜8時半 ○締切 10月25日 ※左記練習日にお出かけ下さい。 まとい太鼓練習日(大人のみ) ○期日 10月29日(日) 11月 2日(木) ○時間 夜7時〜8時半 大慶寺にて ※参加者は必ずどちらかの |